在宅での認知症介護はどこからが限界なのかを検証するブログ

グループホームで行われる「生活リハビリ」で生きる力を取りもどす

      2016/06/23

・グループホームで行われる「生活リハビリ」

 

「グループホーム」と呼ばれる介護施設があることをご存じでしょうか? 認知症高齢者を受け入れている介護施設です。

 

入所を希望する方は医師の診断書が必要ですし、地域密着型サービスなのでグループホームと同じ市町村に住民票があることが入所条件になります。

 

そんなグループホームで積極的に行われていることのひとつに「生活支援」「生活リハビリ」があります。認知症になると脳の機能が低下し、普段何気なく行っている家事(掃除・洗濯・料理)がうまくできなくなります。

 

料理をつくるという家事を考えてみても、かなり多くのことを考えながら仕事をしなければなりません。まず必要な食材を買いだしすることから始まりますが、認知症の方は何度も同じ食材を買ってしまったり、逆に必要な食材を買い忘れることがあります。

 

また食材の下ごしらえや味付け、食材を調理する工程で失敗すると「味が濃くて食べられない」「魚が焦げまくっている」と、食べられるものが食べられないものになってしまいます。そのため認知症の方が作った料理は「味が妙に薄い、または濃い」「お刺身にケチャップをかける」「食材が生焼け」になるなどのトラブルが発生しやすくなります。

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掃除や洗濯などの家事についても同じです。【洗濯という労働が、ボケ防止になる? 】掃除は意外と集中力の必要な家事です。掃除の途中でほかのことに興味がうつると、結局最後まで終わらないことも。

 

洗濯は全自動洗濯機がありますので、スイッチをONにして洗剤を入れるだけ。かなり省力化できるようになりました。ただ洗剤をたくさん入れてしまう、また入れないなどのトラブルが起きる可能性はあります。

 

・生活リハビリをとおして生きる意欲を取りもどす

 

認知症になると家事を失敗することが増えます。だからと言って「もう料理をつくらないで」と冷たく突き放すのは、認知症高齢者にとってよくありません。本人は頑張っているのですから、冷たい言葉は心の傷になります。

 

「もう家事をしないで」ではなく、できるだけ本人に家事を任せ、きちんと見守りを行うところは見守りましょう。

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失敗しそうな場面で「そこはお砂糖を大さじ1杯ですよ」「お魚が焦げそうですよ」と声をかけるだけに留め、できるだけ本人に家事をしてもらい、成功すれば「ありがとうございます、この煮物、とっても美味しいですよ。またつくってくださいね」と褒めることです。

 

グループホームでは生活に関わる家事をできるだけ入所者にお願いし、必要な部分に対して見守りを行っています。「きちんと掃除ができた」「お味噌汁が作れた」「洗濯物が干せた」という成功体験が本人の自信につながり、生きる意欲になります。

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「認知症だから何もできない」と相手をバカにすると、結局その気持ちが相手に伝わってしまいます。信頼関係を構築するため、また自信をもってもらうためにも、できるだけ本人に家事を任せましょう。

 

 

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