在宅での認知症介護はどこからが限界なのかを検証するブログ

グループホームを選ぶときのコツは「安否確認」の回数

      2016/06/21

・年間1万人以上の認知症、その疑いのある方が「徘徊」「行方不明」に

 

認知症の中核症状、周辺症状にはさまざまなものがありますが、とくに介護者を悩ませるのが「徘徊」でしょう。

突然「ここは私の家ではありません」と言って外に出てしまう、周囲をウロウロしているうちにどこに帰ればいいかわからなくなってしまう、なかには行方不明のまま何年も経過する――このようなトラブルが年間1万件以上発生しており、問題視されています。

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地域によっては防災行政無線で「行方不明者情報」を一斉放送するところがありますが、行方不明者放送は年々増えているそうです。すぐに見つかる事例も多いのですが、なかにはずっと行方不明のままの方も……。

このようなトラブルを防ぐためにも、本人にGPS発信機を持たせる、周囲の人たちに声掛けをしておく、徘徊者SOSネットワークに早めに加入するなどの対策が必要です。

 

・グループホームでも徘徊対策が必要

 

認知症高齢者を専門に受け入れるのが「グループホーム」と呼ばれる介護施設です。認知症高齢者が増えていることに比例して、施設数も増加傾向です。

 

このグループホームでも「徘徊傾向のある人」に対して対策が行われています。グループホームのなかには、玄関の施錠は行わない施設もあります。家庭的な雰囲気のなかで生活してもらうことを最優先するホームほど、厳しい施錠は行っていません。

 

ところがなかには徘徊癖のある入所者もいます。どのような対策を行っているのでしょうか?

 

  1. ・玄関への施錠、人が通過するとブザーが鳴って知らせる(玄関に設置)装置をつける
  2. ・安否確認の徹底
  3. ・地元住民との交流により徘徊する入所者を早期に発見する

 

1番の施錠ですが、これは賛否両論あります。グループホームは地域に開かれた介護施設のため、いつだれが訪問してきてもいいように、昼間は玄関にカギをかけない方針のホームが多数あります。

 

鍵をかけることで、地域とホームとの間に溝がうまれると考える職員もいるようです。ただ徘徊癖の酷い入所者がいれば、やはり施錠やベルの設置は仕方がないと思います。とくに職員数が少なく、見守りができない環境であればなおさらです。

 

2番の「安否確認の徹底」ですが、これが一番重要であると思います。

 

限られた職員数で、利用者の現状を確認するのは実際とても大変なことです。けれど施設によっては施錠をせずに、安否確認を徹底しているところもあります。夜間も1時間おきに見回りを行い、異変があればすぐに職員が対応する……そこまでしっかり対応してくれるグループホームを選ぶのがカギです。

 

3番は地元住民と交流しているグループホームであれば、自然にできることです。

 

安易に1番を選択してしまうグループホームよりも、しっかり安否確認をしてくれるグループホームを選ぶ方が良いでしょう。そのような施設は職員の安全意識が高く、安心してあずけられる環境です。

 

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