在宅での認知症介護はどこからが限界なのかを検証するブログ

介護施設も破産する? 介護施設の倒産について

   

・すすむ高齢化、地方では老人ホームが足らない現状

私の住む町はかなり高齢化がすすんでおり、街を歩くと子どもや赤ちゃんに会う確率よりも高齢者とすれ違う確率の方がかなり高くなっています。

私の住む街のHPでしっかり確認すると、全人口は約3万人、それなのに平成26年の資料では65歳以上の高齢者が約1万2千人。

なんと!わが街の高齢化率は約4割なのです!! 5人の方とすれ違ったときに高齢者とは2人出会うことになります。

「高齢者が増えた」と感じるのは当然ですね。

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そんな高齢化がすすむ街では要介護者も増えています。

平成26年には2200名の方が要介護者として認定。街には特養が4か所、民間運営の介護施設が数か所ありますが、特養の定員は1か所が50~100名未満。街全体での「要介護者を受け入れられる施設数」は絶対的に不足しています。

そのため知人は「特養に父を入れたいが、満床で空くのは数年後」という状況。仕方なく市外にある老人ホームに入所させているのが現実です。地方では老人ホームが本当に足りないのです。

そのため地方の介護施設が運営できなくなる、倒産する、休業する、廃止されることなどまったく考えられません。

地方では介護施設に入所した高齢者、デイサービスを利用したい方がたくさんいるのですから。

 

ところが都会はまるで状況が違うようです。

キャバレー型デイサービス、民家改造型デイサービス・・・デイサービスの多様化が進んでいます】ディサービスも競争の時代に突入しているようです。

記事を読むと都会にあるデイサービスや老人ホームのなかには、運営できなくなって淘汰される施設があるそうです。そんな現実、地方では信じられない、有り得ないことです。

 

・破たんする介護施設が本当に存在するの?

 

本当に介護施設が破たん、倒産しているのか調査してみました。2015年10月の朝日新聞の記事よると、

 

老人福祉や介護業者の倒産が相次いでいる。東京商工リサーチによると今年1~9月で57件に上り、前年を上回って過去最多となった。

 

実際に介護業者の倒産は増えているようです。

なかでも正社員5名以下の規模の小さな介護業者の倒産が38件と最多で、運営ノウハウをもたない異業種からの参入で失敗している現実が浮き彫りになっているようです。

介護業界は運営ノウハウを持たない異業種が参入し、簡単に成功するような業界ではない、甘い世界ではないということなのかもしれません。

それ以外にも、介護業者が破綻する理由があるのでしょうか?

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・介護施設が運営できなくなる理由は?

 

介護業者が破たんする理由は「思うように利用者を集めることができなかったこと」以外にも、人件費の高騰もあるようです。

介護職員は全産業にくらべて離職率が高く、ほかの施設よりも高い給与を支払わないと職員が定着しないという問題があります。

求人雑誌に求人情報を掲載するにはコストがかかりますし、今流行している介護士専門の求人サイトに求人情報を掲載すると、ひとりの職員を採用すると求人サイトに「成功報酬」を支払わなければなりません。

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成功報酬は介護士の年収に対して2割や3割と決まっていますので、そのコストが介護業者を苦しめます。(たとえば年収200万円の介護士を一人紹介すると40~60万円の報酬が求人サイトに入ります。安い費用ではありませんが、それだけのコストをかけてでも人が欲しいのです)

ハローワークで求人情報を出す分にはコストゼロですが、年中求人情報を出していると「ブラック介護施設か?」と警戒されるデメリットもあります。

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介護施設の経費はほとんどが人件費なので、この人件費をどこまでカットできるかが利益に大きく直結します。ところが人件費をカットすれば介護職員が定着しませんので、高騰する人件費は介護業者にとって悩みのタネかもしれません。

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